小型自動二輪(原付二種)の免許を取りたい、どんな教習内容なんだろう?
と思っているあなた。
今年、実際に免許をとりに教習所に通った私が紹介したいと思います。
我が家の子供は5年生娘、3年生息子。次第に習い事が多様化してきました。
車通勤の妻にアレコレ言われないよう考えた結果、原付二種の取得が
最前と判断し取得しにいきました。
※二人乗りは規制があります。免許取得1年後からです!
今回は教習内容を書いていきたいと思います。
普通免許所持で小型自動二輪AT限定のケースです。
バイク慣れしてない人にはきつくない?って思う工程でした。
二日で取得可能なの?
最近、二日で取得できるように、一日の教習の受けられる回数に変更があるようです。
一つ、注意点ですが教習課程が二日で終わるということです。
入校の手続き、入校式・説明会で一日使います。
また、全教習が終われば卒業検定があります。
卒業検定は教習がすべて終わってから、私の教習所では
必ず午前中だったのでここでもう一日必要です。
つまり教習課程は2日ですが、
入校の説明会、卒研でもう二日はかかるのではと思います。
教習所によるところもありますが、急いで免許をとろうと思っている方は
この日数がかかる事も考慮すると良いと思います。
教習の費用は?自動車免許があれば安くなる。
教習代は83,000円でした。
私は普通自動車の免許を持っているため学科免除なのでこの値段です。
申し込みの日にその場で現金で支払いました。
クレジットカードでの支払いもできるそうです。
教習までに用意が必要なもの
実技教習一回目までに必要なものがあります。
- ヘルメット
- グローブ
です。
ヘルメットは半帽は駄目だそうで、ジェットかフルフェイスのヘルメットを用意する必要があります。
ヘルメットについてはこちらでおすすめを紹介しています。
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バイク未経験者にはきつい?実技教習は半分。
流れを説明する前に、今回教習内容で驚いたこと。
実際にバイクにのる実技教習は半分です。
うち二回は見きわめです。
見きわめとは、教習の1段階目、2段階目の最後にあるテストです。
2段階目の見きわめに合格すると卒業検定になります。
教習1時限目にいきなり検定コースAを覚えてねって言われます。
一本橋、クランク、S字、坂道すべてざーっと説明しながら走ります。
コース二週+解説をしたらもう終わりです。
2時限目はシミュレーター(後ほど説明)をやったら、
3時限目もういきなり一段階の見きわめです。
おそらく、すでに原付などでバイクに乗った経験があるひとを
想定したカリキュラムになっているんじゃないかと思います。
バイクにまたがってアクセルを拭かしたことない人が
さっとコースを走れるのか疑問です。
私もそうでしたが、大半の人は原付からの乗り換えだとは思うので
教習時間が少ないのは嬉しいことだとはおもいます。
ただ、コースを覚えること、一本橋あたりは
数回やるだけで本番となるのでタイトだな。とは感じました。
半分はシミュレーター
8時間のうち半分の4時間はシミュレーターです。
ゲームセンターのバイクにまたがって乗るゲームだと思えば間違いありません。
MTとATがシートの付け替え一つで切り替えでできるのは感心しました。
排気量は教官が行う設定でできるようです。
ナビの声の指示に合わせて、ヴァーチャルワールドを走るわけですが、
このワールドがかなりひどい。やたらと停まっているハザードを出した車、
容赦なく右折してくる車。わざとらしくチラっとしか姿が見えないところから
飛び出してくる歩行者。
50mも進めば何かがおこる、危険ワールド。
かなり疲れるので苦手でした。
しかし、これは路上教習がない自動二輪の教習で
可能な限り路上でおこりうる危険を察知し回避できる能力を
つけてもらうためのシステムだそうです。
個人的には苦手でしたが教習所でしか体験できない特殊なゲームだと
思って、教習を受ける方は楽しみにしていてください。
教習の流れ
覚えている範囲で書いていきます。
- 入校手続き
申込書類への記入、料金支払い、校内の説明など。
1時間弱ほどで終わります。入校式の日取りを決めて帰る。
当日間に合うならそのまま入校式ができる。
- 入校式・適性検査
これから受ける教習の流れ、実技を受けるときの
格好やプロテクターのつけ方など説明。
適性検査は同じ図形か違うかを素早く判断する問題や
簡単な図形を連続で書くもの。
合否とかではなく、本人の性格分析です。
分析からの性格の特徴、運転上の注意する部分などレポートががあとからもらえます。
入校式終了後から実技の予約ができる。
1段階
- 1限目
バイクの各装置の説明、起こし方をざっと5分程度。
コースを走りながらポイントを解説。
一本橋、クランク、S字、坂道発進など一通りやったら、
卒業検定の片方のAコースを走行。
- 2限目
シミュレーターを使って、バイクでの停まり方の解説。
前後のブレーキのかけた方。
余った時間でシミュレーターの危険ワールド体験。
- 3限目(見きわめ)
慣らし走行した後、1限目に走ったAコースをひとまず1週。
丁寧に注意点やアドバイスをもらう。
その後、見きわめ。
2段階
- 1時限目
シミュレーター。
- 2時限目
実技。三段階、速度を変えながらカーブをまがり遠心力体験。
急制動の練習(30㎞/hからの急ブレーキ停車)
卒業検定の2個目のBコースを走行。
- 3時限目
シミュレーター。
- 4時限目+学科1時間の二時限連続
シミュレーター。危険予測。
学科はシミュレーター室でビデオ鑑賞。
ビデオの途中でこの場面次に起こりうる危険は?など
ほんの少しディスカッション。
- 5時限目
回避判断。
30㎞/hで走行し指定地点までくると左右どちらかに大きく回避行動をとる練習。
教官の指示の逆へ回避をするのが難易度高いかもしれません。
その後、見きわめ。
卒業検定
- 卒業検定
事前に指定されたA・Bコースどちらかを走る。
後ろを教官のバイクが付いてきますが、ヘルメットにカメラ付き。
終了後、ビデオ判定してたのか30分ほど待って合格。
その後、さらに30分ほど待たされてから
卒業証書の受け渡しと免許センターでの説明などをして終了。
8時半集合。12時頃解散。
教官は怖い?ほかの教習生は?
教官は昔ほど不愛想だったり怖い教官はいませんでした。
時には少々声を大にして厳しく言う教官もいましたが、
卒業後安全に乗ってもらうためにしっかりやってね!
という意図なのは伝わりますし、怒鳴り散らす感じでもありませんでした。
生徒にかんしては私は3月から5月末までのんびり通ったのもあり、
前半は若い20代前半の人が少々いた。
基本的には30代~40代男性が多かったと思います。
教習を機会に安全運転についてもう一度勉強できた
私、普通免許をとって約20年、原付は高校生からなのでさらに前から乗っていますが、バイクの乗り方についてはちゃんと習ってないんですよね。
今後バイク免許をとるみなさんも同じだと思います。
短い教習時間ですが、今回しっかりとした
ブレーキのかけ方や乗り方を勉強できたのは
今後、事故をおこさない運転を心がけるうえで
非常に勉強になったと思います。
これから取得されるみなさんもせっかくの機会です。
勉強とおもってしっかりと取り組んでもらえればと思います。
その後の免許センターは別記事で。
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