給料の支払いが遅れた。「うちの会社大丈夫かな?」と思うあなた。
私は給料遅延から最終的にリストラになりました。
給料遅延がおきた時点で会社はすでに赤信号です。
「ちゃんと支払われているし大丈夫だろう。」なんて思わないでください。
自転車操業です。もし、会社が倒産したら給料の全額回収はできない可能性が高いです。時間もかかります。
私は2年の給料遅延、2か月の給料未払いで退職をしました。
突然、「給料が出ない、この後もわからない」と言われて目のまえが真っ暗になりました。
入るはずの給料が入らないというのは思った以上に生計と精神的なダメージがあります。
今から思うと給料が遅れ始めた時点で、いつかこうなる事は予想できたはず。
もっと早く転職をしていればこんなに焦ることもなかったのに。
とものすごく反省しています。
この記事をみた方も同じような事にならないために、私がその時の考えていた事や経緯、もしもの時の対処方法を書いていきたいと思います。
給料遅配、未払いなどで少しでも不安に感じた場合には一度、最悪を想定しどうするか考えてみてください。
給料の遅れは長引くと慣れていく。
危機感の麻痺に注意してください。
私が最初に給料遅延が始まったのは給与未払いから2年も前でした。
25日払いの給料が月初払いになりました。
「来月はちゃんと給料日に出せるから。」
まあ、月初になる程度なら。。。
1回目の給料遅延でした。この時、会社が危ないのかな?と思いました。
しかし、約束通り次の月には25日に支払われたので、ギリギリだけど何とかなってるんだな。
とあまり深く考えていませんでした。
また数か月後。
「また月初払いになる。悪いね」
2回目の給与遅延。その後は何も言われなくても月初払いになりました。
今から思えばこの時点で転職をするべきでした。
- 給料は全額支払われている事
- 自分の持っている仕事やお客様への責任感
- 転職での生活変化への不安
- 社長の人柄がよく尊敬していた
いろいろと考えながらもそのまま仕事を続けていきます。
給料日当日、給料が払えないと言われる。
最初の給与遅延から2年間、25日払いの給与が月初払いになっていたので予兆に麻痺していました。
もし自分が社長だとして今月給料が支払われないかも?となるとどうしますか?
ついて来てくれている社員のためギリギリまで何とかやりくりできないか、お金のやりくりを模索しますよね。
言いたくて言えないまま当日になったのかもしれません。
私が未払いをは給料日の当日でした。
「ごめん、今月どうやっても無理だった給料だせないや」
2年も給与遅延が続いていたため、それが普通になっていた。
会社が危ないことに慣れてしまっていたんです。
「来月はどうですか?」
私の咄嗟に出た言葉でした。
「来月も無理かもしれない」
こう言われたのは不幸中の幸いかもしれません。
突然二か月出ないなんて、もう退職するしかない。
すぐに決断でき、退職の相談をすることが出来ました。
来月には2か月分出すよ。なんて言われていたらもう少し悩みながら続けていたかもしれません。
給料遅延が1日でもおきたら会社が倒産する寸前のサイン。
給料未払いは会社にとって最後の手段です。
会社は従業員に給料を支給する義務があり、そこは労働基準法で定められており罰則もあります。
そのため給与未払いは最後の手段です。必ず予兆があります。
私が前職で気がついた古い順に書いていきます。
注意ポイント
- 社員旅行等の恒例行事がなくなる
- ボーナスがなくなる
- 色々な銀行からの電話がくる
- 25日払いの給料が月初払いになる
- コーヒー等の福利厚生がなくなる
- 役員の給料は出せてない、ぎりぎりだから頑張ってくれと報告がある
私の会社では上記のような心当たりがありました。
会社の規模や業種によっては他にも予兆も出てくるようです。
注意ポイント
- 主要取引先が倒産する
- 経理が退職する
- 役員が退職する
- 早期退職を募る
- 税理士、会計士からの連絡が多くなる
- 取引先から回収の連絡が来る
- 現金取引が増える
上にも書いた通り、従業員の給与に関わるところは会社にとって最後の砦です。
すでに社員一か月分の給与を払えない資産状態ということになります
会社の業務形態によりますが、1か月未払いすると次の月は2倍稼がないといけません。
自転車操業の会社が突然2倍も3倍も売り上げる事ができるか?といえば難しいですよね。
最悪の場合は倒産。その前に必ず転職、退職をすること!
最悪のケースは倒産です。
倒産すると従業員への給料は他の債務者よりも優先的に支払われるようになっています。
ですが、無い袖は振れないため全額支払われる保証はありません。
また支払われるのに時間もかかります。
倒産になる前に一刻も早く会社を出てしまうのが最前の選択です。
さっさと転職してしまうのが一番
転職したら未払の給料がもらえなくなってしまうかもしれない。
そう思うかもしれません。しかし、来月もちゃんと支払われる保証はありますか?
既に遅延や未払いが発生している時点で保証されていないも同じです。
こうなったら転職しかないんです。
転職したほうが絶対に後で後悔しません。
粘ってリストラになるまで働いた私が保証します。
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退職し失業手当をもらう方法も。すぐにもらえる条件は。
ひとまず退職をしてしまい、それから次の会社を探す方法もあります。
条件がそろえば、自主都合退職であっても待機期間3か月が必要のない会社都合退職と同様の特定受給資格者となります。
その条件は
賃金 (退職手当を除く。) の額の3分の1を超える額が支払期日までに支払われなかった月が引き続き2か月以上となったこと等により離職した者
となっています。
この場合、給料が支払われていなかった事を就業規則や給与明細、振り込み履歴等で証明する必要があります。
資料集めやハローワークの電話相談など、あらかじめ準備しておいたほうがよいでしょう。
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倒産に巻き込まれる必要ありません。早めの転職を!
従業員からみて最悪のパターンは未払いから倒産による不払いです。
100%回収は難しくなりますし時間もかかります。
給与の遅延、未払いが発生した場合にはできるだけ早く退職、転職をするのが最善です。
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