- 水の量って多くないと美味しくできないの?
- パスタの味がもやっとして美味しくない
- アルデンテってどんな状態?
パスタを作ってみたら、あまり美味しくできなかった。
そういう時はソースではなく、パスタ麺のゆでかたに問題があるかもしれません。
昔パスタ屋さんの厨房で3年パスタを調理師、
その後、自宅でも暇があればパスタを作る私が、
自宅でのパスタのゆでかたのポイントを説明したいと思います。
大きく3つのポイントについてこの記事で紹介しています。
ポイント
- 塩加減
- パスタがくっつかないようにする
- あげる時間の見きわめ方
パスタのおいしさの半分は麺のゆでかたと、そのときの塩加減で決まると思っています。
しっかりとゆでかたの基本を覚えれば安定し美味しいパスタが作れるようになりますよ!
パスタをゆでる準備
ゆでる水の量について
適切な水の量はパスタ一人前(100g)に1リットル以上が良いと言われています。
が、3人前、4人前を作るようになってくると、なかなか鍋の準備も難しいと思います。
問題は
- 麺からでるでんぷん質が麺と麺をくっつけてしまうこと。
- 麺にでんぷん質が多くつきぬめりが出てしまうこと。
私の家でも面倒で小さい鍋でゆでることもあります。
その場合でも1人前500mlは容易するようにしています。
最低限、この量があれば味にそれほど影響なく美味しく作れます。
一番の問題は麺同士がくっついてしまうこと。
下にゆでる時のポイントを書いていますので、水の量が少ないときにはとくに注意してください。
もう一つの注意点はでんぷん質がおおいと
- 麺が粉っぽく感じてしまうこと。
- ぬめりが出て、拭きこぼししやすくなること。火加減にも注意してください。
となり、味も少々落ちる事になります。(ソースと混ぜるとあまり気にならないですが)
メモ
水パスタと言われる、乾麺を水で数時間つけてから、ゆでる方法だと水が少なくて済むようです。
私はまだやったことがないので、試したらまたレポートします。
ゆで汁に塩加減には気を付けよう
塩加減は非常に大事です。
パスタのおいしさの3割は塩加減にあると思っています。
- パスタの味がはっきりしない
- 思ったより塩っぱくなった
こういう場合は、ゆでる時の塩加減に問題がある場合が多いです。
塩は水1リットルに対し、10グラム入れます。1%が目安です。
10グラムは
- 大さじ半分ちょっと(大さじ1杯18g)
- 小さじ2杯弱(小さじ1杯6g)
です。目安にしてください。
私も普段は結構適当にいれて、味見してきめているのですが、
しっかりと混ざらないうちに味見して、気が付いたら濃かったということもたまにあります(笑)
上にも書いたように味が決まる大きな要素ですので
しっかりとした塩梅になるよう気を付けてください。
パスタ麺をゆでる際の注意点
ゆでる際、特にはじめに注意することは麺と麺がくっつかないようにすることです。
よく、鍋に回るようにねじりながら麺を入れますよね。
それも麺と麺がくっつかないようにするためです。
ゆでる際に注意する点
- 沸騰してから麺を入れる事
- 入れた後は麺をやさしくかき混ぜる
- 沸騰した状態でゆであげる
沸騰した状態を保つことで麺がつねに揺られてくっつくのを防いでくれます。
また、麺投入直後が一番くっつきやすいので投入後は麺をかき混ぜてかまいません。
麺は次第に柔らかくなるので曲げながら全体をゆで汁の中に入れていきます。
落ち着いたら、あまりかき混ぜない方が美味しくなると言われています。
フライパンや小さめの鍋の場合
フライパンや小さい鍋の場合、周りに出た部分が燃えてしまう事があります。
沸騰した後、麺投入のときには一度弱火にしましょう。
麺が燃えてしまうと台無しです(笑)
パスタの茹で時間。アルデンテの状態は?
ゆで時間に困ったときは、麺を1本とって前歯で切って断面を見ましょう。
上の写真のような感じで、中心の芯の太さを確認します。
写真はもうほぼアルデンテの状態です。あと20秒くらい。芯が髪の毛くらいに細い状態がアルデンテです。
あたたかい麺の場合はソースと絡め盛り付けて食べるまでにさらに芯がなくなっていきます。
アルデンテになるおよそ1分前にはあげてしまうのが基本です。
この写真ではちょっと上げるタイミングとしては遅いですね(汗)
困ったら、こうやって麺の断面を確認するのが一番正確です。
私はゆでる時間は計らず、この方法で麺の状態をみてゆであげています。
細かく見るのが面倒な場合
パスタの袋に書いてある茹で時間で良いと思います。
上記と同じですが、あたたかい麺の場合はソースと絡め、盛り付ける時間も計算します。
そのため、ゆで時間の1分前を目安にあげてしまいましょう。
冷たい麺の場合はその後、茹で上がらないので時間通りゆでましょう。
麺の湯切りをする
我が家ではパスタ鍋でゆでるため、中の鍋を上げて湯切りをします。
ない場合は、ざるにあけてしまいましょう。
2人前程度なら箸やトングで持ち上げて湯切りしてもよいですが、
時間がかかりすぎると麺が茹で上がりすぎて柔らかくなってしまいます。
湯切りをしたらソースの入ったフライパンに投入し、ソースと絡めたら完成です。
収納にこまるパスタ鍋。おすすめを紹介。
我が家はパスタの回数が多いですし、おいしく食べたいと思いパスタ鍋を利用しています。
しかし、スペース的にかなり大きくどうしてもこ幅を取っています。
通常の鍋でも問題はないですが、
子供が小学生になり、家族4人前、400グラムの麺を一度に湯切りをするの手間で
いまはパスタ鍋があって良かったなと思っています。
おいしく、手早く料理するためには専用の鍋を購入することも検討してみてください。
他の料理にも使いやすい、パスタパンもおすすめです。
Zwilling ツインスペシャルズ パスタ&ベジタブルクッカー 16cm
この鍋は細長く、縦長なデザインで他のパスタ鍋よりも省スペースです。
この鍋デザインもかっこいいです。以前、購入を検討しました。
レビューを見ると、アスパラをそのまま茹でる鍋として評価が高い鍋です(笑)
Zwillingはドイツのメーカーで、以前アウトレットに店舗があり色々な商品をみました。
調理器具、ナイフ、フォーク、何を取ってもかっこいい男受け狙いのメーカーです。
一式そろえたらっかっこいいなーと思います。
Zwilling ツインスペシャルズ パスタ&ベジタブルクッカー 16cm
よこ茹でパスタ KS-2927
パスタを横向きにゆでるパスタパンというタイプの物。
こちら、ふたを外せば鍋の中に収納できるのでパスタ鍋よりも収納しやすいです。
そのまま湯切りできるのでパスタ以外でもゆでるのにも使いやすくかったり、
煮物などを多く作るときなど、パスタ鍋以外の用途としても使いやすい鍋です。
使える場面も多い事から、非常におすすめです。
まとめ
以上、パスタの茹で方のです。
大事なのは
- 塩加減(1リットルに10g)
- 麺がくっつかないよう沸騰させてから麺をいれる、その後は麺を動かす。
この2点を気を付けて頂ければ、大丈夫。
また、麺の茹で上がりに感してはソースと絡めて盛り付ける時間を計算すること。
茹で時間にこまったら、1本とって断面をみること。
食べる直前にも断面をみてください。思った通りの状態になっていますか?
ここを気を付けて頂ければ、おいしい麺がゆでられます。
一度でできなくても何度か挑戦しなれてくればできるようになると思います。
ぜひチャレンジしてみてください。